福岡県大野城市の保育園、南ヶ丘保育園 保育園は、食育に力を注いでいます。

南ヶ丘保育園は、福岡県大野城市南ケ丘にあります。福岡県大野城市南ヶ丘5丁目14−5
HOME > 給食の取り組み

南ヶ丘保育園は、食べることを通して心と身体を育むことに取り組んでいます。

給食の取り組み

南ヶ丘保育園の食育の取組

福岡県大野城市の南ヶ丘保育園が、玄米菜食中心の給食を始めたのは、2001年の4月からです。
昨今、世間でも「食」の大切さが注目されて「食育」がいかに大事なことであることが、あちらこちらで
声があがっているの耳にされると思います。

「食べもの=命」ということで、自園も「食育」に力をそそいでいます。 自園の取り組みについて、ご紹介させていただきます。


   

>>南ヶ丘保育園の今月の給食・献立メニューのページはこちら

食材・調味料は、有機栽培・無農薬・減農薬・無添加のものから選んで使っています。
野菜は、筑紫野市の無農薬栽培20年の農家、福岡市南区や熊本の農家から旬の食材を取り寄せています。
魚も近海で捕れる天然の魚を 取り寄せております。

調味料

  • 出汁・・・昆布と干し椎茸と切千大根の組み合わせです。
  • 味噌・・・子ども達が作った味噌と、国産大豆の味噌を使っています。
  • 醤油・・・昔ながらの製法のものを選んでいます。
  • 砂糖・・・白砂糖は一切使っていません。野菜の持つ自然の甘みと旨みを生かした調理法で料理しています。
    どうしても甘みがほしい時は、レーズン、りんごジュース、メイプルシロップ、米飴などの自然素材を 使います。
  • 塩・・・ミネラルが豊富な精製されていないものを使用しています。

マクロビオティックという考え方にそった調理法

 

身土不二

人間はくらしている土地で取れる季節のものを食べていることで、
健康を維持できるという考え方です。
昔から「自分の住んでいるところから10里(40km)以内で
生育しているものを食べていれば、 病気をしない」といわれます。
これは気候風土に適応できない物を食べると健康を
損なうということです。

例えば、暑い国でできるフルーツは、暑さを乗り切るために
体を冷やす役割があります。
私達がそんな食べ物を食べ続けていると、体が冷えて健康を害するという事です。
また、旬の野菜には、その季節に身体が必要とする栄養分が含まれています。


 

一物全体

皮つき・根つきで食べましょうということです。
お米も精製せず玄米のまま、野菜も皮つきのまま、はっぱの先から、根っこの先までその物の一つの命であり、
全部を頂いてこそ栄養になるのです。

 

噛む

食べ物は、良く噛むほどいい効果が出ます。 唾液がたくさん出て、消化をよくします。
また、脳へ酸素が送られ、活性化します。そしてこころが穏やかになっていきます。
いらいらしている時は噛めませんよね。玄米は30回くらい(本当は100回)噛みましょう!
噛むことが習慣化するといいですよね。
子ども達は「かむ かむ かむ」の歌を歌ってから給食を食べています。 

 

食器

食器は、陶器・木製のものを使用しています。     
ガラスや陶器は割れやすいので、                            0・1・2歳児の食器    3・4・5歳児の食器
大切に扱うことを、割ってしまった時に体験します。
「割れたら危険」ということと、割れたらどのようにすれば良いのかを大人が処理している姿を見て学びます。

また、木製の物には陶器にないやわらかな温もりがあります。
子ども達は、そんな温もりを感じてくれていると思います。

南ヶ丘保育園における食育の一例

☆梅干し作り(6〜8月)

梅干作り 梅干作り

2003年から幼児の子ども達全員で、梅干しを作っています。
6月〜8月の間に3回の工程に分けて作りす。

  1. 最初の工程は、梅によく塩をまぶし瓶に漬け込み、重しをしましす。
  2. 次の工程は、シソが収穫できたら、シソの葉を塩もみにし梅酢の中に、もんだシソを入れます。
    真っ赤に色が変わるのを「わっー、きれい」と歓声を上げる姿も見られました。
  3. 最後は土用干しをします。7月〜8月の晴れた日に、3日間連続で干します。

子ども達は、梅やシソの香りをかぎながら手についた汁を
「しょっぱい」と顔をしかめながら舐めたりして、五感を通して梅干し作りを体験しています。
梅干し嫌いだった子ども達も食べれるようになりました。
この園特製の梅干しは、半年ぐらいして給食で食べています。

☆味噌作り(10月)

 

毎年10月頃味噌作りをします。
ゆでた大豆をつぶし、糀(麹、こうじ)と混ぜ団子にした後は、空気抜きをします。
昔ながらの家庭の味噌作りの工程を体験します。
つぶした大豆の手の感触、熱いうちに糀と混ぜるので、
熱さ、糀のにおい、五感(触覚・聴覚・臭覚・味覚・視覚)を通して味噌作りを楽しみました。
2月ぐらいから、すり鉢でよくすって給食の味噌汁に使用します。

☆ゆず蜜作り(12月)

 

冬の寒い季節、冷えた体を温めビタミンCが豊富なゆずを使いゆず蜜を作りました。
子ども達と半分に切り、種をだして、てんさい糖とゆずとを交互に動かしながら
瓶に詰めました。
乳児の子ども達と作った時は、「おいしくなーれ、おいしくなーれ」と、大合唱。
瓶の中のゆずを見つめながらニコニコ笑いながら言ってくれました。
1週間たって飲んだホットなゆず湯は、ほんとうに美味しかったです。

☆ふかし芋

基本的には毎週火曜日は、ふかし芋の日です。そよ風に吹かれる気持ちの良い春と秋には、自然の空気に触れながら、外で食べるます。園庭で食べるおやつのお芋の日は、のんびりほっとタイムです。最後のお口なおしには、たくわん一切れをいただきます。たくわんは乳酸菌がたくさん入っているので腸を整える働きがあります。

☆ご飯を炊く

月に1〜2回、各ルーム毎に順番でご飯を炊きます。玄米を洗うところから、スイッチを入れるまで最初から最後まで一連の工程を体験します。お部屋の中で、炊き上がりの玄米の甘い香りは立ち込め食欲をそそります。自分たちの炊いたあつあつの玄米の味は格別のようです。

HOME > 給食の取り組み

TOP保育方針保育内容1日の流れ年間行事施設紹介給食の取り組み今月の給食住所地図お問い合わせ納入業者の方へ
社会福祉法人 神生会 南ケ丘保育園 福岡県大野城市大字牛頸279-1 092−596−0218